2010-01-01から1年間の記事一覧

「勅使川原三郎トーク(絶対零度)」参加メモ(Jun.28 '99)

1999年6月28日(月)21:25?〜21:55 於:世田谷パブリックシアター 出演:勅使川原三郎(以下T)、宮田佳(以下M)以下は、その場で採ったメモを基に作った要旨です。記憶違い、誤解も含まれているかもしれませんので、ご注意ください。間違いはご指摘いた…

「ピナ・バウシュ トーク」参加メモ(Jun. 8 '99)

1999年6月7日(月)19:00〜20:30? 於:ドイツ文化会館ホール 出演:ピナ・バウシュ(以下PB)、天児牛大(以下天児) 司会/楠田枝里子以下は、その場で採ったメモを基に作った要旨です。メモを採った時点で私の解釈がフィルターとして働いてしまってい…

トークショー&デモ「Visiting Theatre Critique〜アーティストに出会う vol.4 大島早紀子」参加メモ(Jan.23 '99)

1999年1月15日(祝)15:00〜17:30 於:森下スタジオ 出演:大島早紀子(演出・振付家) 尼ヶ崎彬(舞踊評論家)*司会役 山野博大(舞踊評論家) 白河直子(ダンサー)下記は、このトークショー&デモに参加して、記憶とメモを頼りに作成した覚え書きです。私…

レクチャー「現代ダンスの中のユーモア」受講メモ(Dec.26 '98)

講師:アレクサンドル・ペリゴー(マルチメディア・アーティスト)(通訳:藤原敏史) 98年12月12日 神奈川県民ホール6階大会議室にてこの講演は、神奈川芸術文化財団が主催した「Video dance」というプログラムの一環で、当日は講演の前に、ピナ・バウシュ「…

在ることの自由へのダンス−−1.閉ざされている身体(Apr.22+May 2 '00)

在ることの自由へのダンス「What Dance Says to Me」−−ダンスが私に語ること−−というこのサイトのサブタイトルは、半分は遊びで付けたものだけど半分は真面目で、私がこのサイトに何をどういう姿勢で書いていこうと思っているかという表明でもある。このサイ…

2000年8月の日記から(抄録)〜コンタクト・インプロヴィゼーションWSなど

1日 世田谷パブリックシアターで「ワールド・ソロダンス・ガラAプロ」を観る。カンパニー・マリー・シュイナールの公演。上演された11のソロダンス・セット「Les Solos 1978-1998」は、ほぼ制作年代順に並べられたマリー・シュイナールの回顧展だ。シュイ…

竹内敏晴「からだ」と「ことば」のレッスン体験記1(Apr. 3 '00)

今年(2000年)1月の「最近の私」の欄で触れたように、竹内敏晴のワークショップには、勅使川原三郎のワークショップと相互補完し合うようなところがあると直感した。それよりもまず、自分にとってとても有効な体験になるだろうと予感したからだが、とにか…

映画『A.I.』−−「愛情という概念」に対する人間のジレンマ(Jul.14'01)

(i)無限ループの中で夢見るデイビッド 宇宙人の力によって一日だけ再生したモニカが永遠の眠りにつくと、これまで眠ることのなかったデイビッドは眠りにつき、夢を見る−−映画『A.I.』の幕切れである。これが、デイビッドがついに人間になれたということを意…

「SUGAR MOUNTAIN:竜安寺のピエタ」──甘い匂いに包まれた謎(Feb.15 '99)

FURA S.展「SUGAR MOUNTAIN:竜安寺のピエタ」 1999年1月11日(月)〜2月14日(日) 於:佐賀町エキジビット・スペース展示会場へ出かけたのは、終了1日前の13日。フウラSというアーティストの名前は初耳だったけれど、新聞評の「グラニュー糖を七百キロも使い…

KARAS Dance Workshop参加メモ part3(Jan.9 '99)

10日目荷物置き場でのバッグを置く位置が、暗黙の内に指定席制になっているなどとHPに書いたことが影響したのかどうかわからないが、遅刻してはいないのに、いつもの位置には置けなかった。篠原クラス。今日のレッスンはいつもより歩くことに重点が置かれて…

KARAS Dance Workshop参加メモ part2(Nov.23 '98)

5日目出張のためやむを得ず欠席。さる地方の空港でバスに乗りこんだところで、腕時計を見ると、いつもならちょうどスタジオ入りする時刻。今日のインストラクターは誰なのかなあ。なにか新しいことをやるんだろうか。などと思いを巡らせる。つくづく残念。 (…

KARAS Dance Workshop参加メモ part1(Oct 16 '98)

KARAS Dance Workshop参加メモ part1 きっかけダンスのレッスンを受けている人たちと、ダンスの舞台を観た後で話をすると、身体の重心だとか、足の形だとか、テクニック的なところを指摘されることが多く、さすがやっている人は観るところが違うなと思う。 …

開設にあたって(このブログの前史)

「What Dance Says to Me」というブログのタイトルは、1998年8月16日にNiftyのサービスを利用して、ホームページとして開設したサイト(http://homepage1.nifty.com/ine/)に付けたものを引き継いでいます。ホームページの開設当初は、自費出版した詩集の宣…

南米の演劇とコンテキスト共有の問題

一度も舞台を見たことがないが、南米の演劇が面白そうだ。 2月27日、グローバルCOEプログラム「演劇・映像の国際的教育研究拠点」の関連イベント「南米演劇の研究会」(会場は早稲田大学内、参考:JanJanニュース「南米の民衆・教育演劇を考える」)に参加し…

東京芸術見本市での対談(平田オリザvs 岡田利規)

東京芸術見本市(TPAM)セミナー「平田オリザvs 岡田利規 連続対談 vol.1 私たちは何を成し遂げ、どこに向かっているのか― 真の公共劇場とは何か?」(3月1日)を聴講。今日のこの対談だけはパスを購入しなくても\1,000で聞けるのだ。2時間の対談の前半は…

五反田団『生きてるものか』――無効にされたメメント・モリ

暮れから続いた仕事の波が去ったので、今更ではあるが去年見た舞台で書きそびれていたことを少し書こうと思う。とりあえず、五反田団のことから。子を宿した妻と、彼女のお腹に耳を当てる夫がさりげない会話を交わして溶暗。これが09年10月に東京芸術劇場小…