「art live - sound+dance+visual vol.5」−−歴史的建築の使い方('04年12月5日)

2004年11月28日(日) 18:30〜20:30 BankART1929 馬車道ホール 「art live - sound+dance+visual vol.5」 さとうじゅんこ (sound)+ 永谷亜紀 (dance)+ michi (visual) 宮木朝子 (sound)+ 兼古昭彦 (visual):"Double absence" 種子田郷 (sound)+ JOU (dance)+ …

「dance today 11 ダンスをめぐる風景展」−−最大の収穫は「USUSU ANIMA」('04年11月11日)

2004年10月9日(土) 15:00〜 神奈川県民ホール・ギャラリー 「dance today 11 ダンスをめぐる風景展」 USUSU:映像作品「USUSU ANIMA」 勅使川原三郎:インスタレーション 「Light behind Light」 映像作品「perspective study vol.1」 「T-CITY」「ケシオコ…

Noism04「SHIKAKU」――旗揚げ公演で垣間見た金森穣の新しさ('04年6月21日)

2004年6月17日(木) 19:30 パークタワー・ホール Noism04:「SHIKAKU」 演出・振付・出演:金森穣 美術:田根剛 出演:Noism04=青木尚哉、井関佐和子、木下佳子、佐藤菜美、島地保武、清家悠圭、高橋聡子、辻本知彦、平原慎太郎、松室美香振付・衣装・演出が…

映画「エレファント」ガス・ヴァン・サント)の美しさ('04年4月13日)

開中の映画「エレファント」(ガス・ヴァン・サント監督)を見た。予告編が終わると、両側のカーテンが動いて画面の両端を隠す。すっかりワイド(1:85)に慣れているので、スタンダード(1:33)になると視界が狭く限られた感じがして、見えない部分に対する不安が…

nest「ana(log)」――デジタル化する空虚な身体('04年2月20日)

nestの「ana(log)」という公演を見に行った。会場は東京シネマ倶楽部という鶯谷にあるグランドキャバレーだった場所。3階吹き抜けて、ステージを見下ろすバルコニー席もあるのだが、観客は皆、下のフロアへと案内された。四角く出っ張ったステージを囲んで…

「安藤洋子×W.フォーサイス」('04年3月20日)

2004年2月26日(木) 19:00 世田谷パブリックシアター 「安藤洋子×W.フォーサイス」 「Wear」(2004)振付:William Forsythe 出演:安藤洋子、Amencio Gonzalez、Ander Zabala 「(N.N.N.N.)」(2002)振付:Forsythe 出演:Cyril Baldy、Gonzalez、Georg Reischl…

NIPAF'04東京公演・第1日('04年2月24日)

2004年2月23日(月) 19:00 die pratze神楽坂 NIPAF'04東京公演・第1日 スヤマフサヱ 霜田誠二 柴田玲 ヨゼフ・チェレシュ( Jozef Cseres ) ツイ・シウウェン( Cui Xiuwen ) 梅村軍司 岡田ユミ子 ビクトール・スルサー( Victor Sulser )NIPAFは仲間内の交流会…

ランコントル・コレグラフィック・アンテルナショナル・ドゥ・セーヌ・サン・ドニ2004横浜プラットフォーム第2日('04年1月12日)

2004年1月11日(日) 15:00 横浜赤レンガ倉庫1号館 横浜プラットフォーム(旧バニョレ国際振付賞)第2日 岡登志子「ECHO」 伊藤郁女「a person」★ 康本雅子「脱心講座〜昆虫編〜」★ ★・・・ナショナル協議員賞 このイベントの性質とナショナル協議員賞 1日…

ランコントル・コレグラフィック・アンテルナショナル・ドゥ・セーヌ・サン・ドニ2004横浜プラットフォーム第1日('04年1月11日)

2004年1月10日(土) 15:00 横浜赤レンガ倉庫1号館 ランコントル・コレグラフィック・アンテルナショナル・ドゥ・セーヌ・サン・ドニ2004 横浜プラットフォーム(旧バニョレ国際振付賞)第1日 高野美和子「匿名トリップ」 岩淵多喜子「Be」(完成版) 岡本真…

コンテンポラリーダンスの大衆化「踊りに行くぜ!! Vol.4」('03年12月26日)

2003年12月25日(水) コンテンポラリーダンスの大衆化「踊りに行くぜ!! Vol.4」 表題の公演を25日、スフィアメックスに見に行った。いや、びっくりした。地方は凄いことになっている。Vol.4は、「札幌・仙台・新潟・東京・名古屋・大阪・岡山・広島・松山・福…

三浦基演出「三人姉妹」の衝撃('03年11月13日)

自分の通り道に演劇スペースのこけら落としが行われていたので、見に行ってみた。そしたら凄い拾いものをしてしまった! アトリエ春風舎で上演されている三浦基演出のチェーホフ「三人姉妹」(地点第5回公演)。ここのところのダンス観賞で蓄積された不満が…

ガブリエル・ブラントシュテッター講演「歩行とダンス/動きの型──マース・カニングハムからアンナ・フーバーと同時代の女性振付家まで──」('03年10月27日)

2003年10月24日(金) 特別講演「歩行とダンス」 早稲田大学演劇博物館21世紀COEプログラムの企画として行われたガブリエル・ブラントシュテッターの講演「歩行とダンス/動きの型──マース・カニングハムからアンナ・フーバーと同時代の女性振付家まで──」とい…

伊藤キム+輝く未来「劇場遊園」――バッド・ボーイの楽しい遊び('03年12月14日)

構成・演出・出演:伊藤キム 振付:伊藤キム+輝く未来 合唱曲作曲・指揮:足立智美 楽曲提供:齋藤マコトほか今回の作品は、世田谷パブリックシアターという上演スペースを、通常の使い方をせずに遊ぶというコンセプト。伊藤キムはプログラムに「もともと僕…

タンツテアター・ヴッパタール「過去と現在と未来の子どもたちのために」――ソロダンスの魅力「うまさ」と「淀み」('03年11月28日)

2003年11月15日(土) 13:30 新宿文化センター大ホール 振付:ピナ・バウシュ 美術:ペーター・パプスト 衣裳:マリオン・スィートー 出演:ライナー・ベーア、アレクサンドル・カストレ、ルッツ・フェルスター、ディッタ・ミランダ・ヤジフィ、メラニー・モー…

上村なおか「沈める珠」――水底の舞姫は自分のタイミングで舞う方がよい('03年11月15日)

2003年11月7日(金) 19:30 ベニサン・ピット 構成・振付・出演:上村なおかその安定感、その動きに対する美意識の所在に、バレエの出自が刻印されている。そこが彼女の美点なのだが、反面、その出自からの遠心力を志向する場合には、そこがブレーキとして作用…

ライムント・ホーゲ論('03年10月11日)

10月5日(日) 14:00横浜赤レンガ倉庫1号館ホール ライムント・ホーゲ:レクチャー・パフォーマンス「Throwing the body into the fight」 (振付・演出・脚本・出演:ライムント・ホーゲ) (共同制作:ルカ=ジャコモ・シュルテ) 今回の公演[ Throwing the bod…

天児牛大レクチャー&デモンストレーション『身体について』参加メモ(May.23 '01)

2001年5月22日(火)19:00〜20:00 於:世田谷パブリックシアター 話:天児牛大 実演:竹内晶、栩秋大洋以下は、その場で採ったメモを基に作った要旨です。記憶違い、誤解も含まれているかもしれませんので、ご注意ください。間違いはご指摘いただければ対応…

「勅使川原三郎トーク(絶対零度)」参加メモ(Jun.28 '99)

1999年6月28日(月)21:25?〜21:55 於:世田谷パブリックシアター 出演:勅使川原三郎(以下T)、宮田佳(以下M)以下は、その場で採ったメモを基に作った要旨です。記憶違い、誤解も含まれているかもしれませんので、ご注意ください。間違いはご指摘いた…

「ピナ・バウシュ トーク」参加メモ(Jun. 8 '99)

1999年6月7日(月)19:00〜20:30? 於:ドイツ文化会館ホール 出演:ピナ・バウシュ(以下PB)、天児牛大(以下天児) 司会/楠田枝里子以下は、その場で採ったメモを基に作った要旨です。メモを採った時点で私の解釈がフィルターとして働いてしまってい…

トークショー&デモ「Visiting Theatre Critique〜アーティストに出会う vol.4 大島早紀子」参加メモ(Jan.23 '99)

1999年1月15日(祝)15:00〜17:30 於:森下スタジオ 出演:大島早紀子(演出・振付家) 尼ヶ崎彬(舞踊評論家)*司会役 山野博大(舞踊評論家) 白河直子(ダンサー)下記は、このトークショー&デモに参加して、記憶とメモを頼りに作成した覚え書きです。私…

レクチャー「現代ダンスの中のユーモア」受講メモ(Dec.26 '98)

講師:アレクサンドル・ペリゴー(マルチメディア・アーティスト)(通訳:藤原敏史) 98年12月12日 神奈川県民ホール6階大会議室にてこの講演は、神奈川芸術文化財団が主催した「Video dance」というプログラムの一環で、当日は講演の前に、ピナ・バウシュ「…

在ることの自由へのダンス−−1.閉ざされている身体(Apr.22+May 2 '00)

在ることの自由へのダンス「What Dance Says to Me」−−ダンスが私に語ること−−というこのサイトのサブタイトルは、半分は遊びで付けたものだけど半分は真面目で、私がこのサイトに何をどういう姿勢で書いていこうと思っているかという表明でもある。このサイ…

2000年8月の日記から(抄録)〜コンタクト・インプロヴィゼーションWSなど

1日 世田谷パブリックシアターで「ワールド・ソロダンス・ガラAプロ」を観る。カンパニー・マリー・シュイナールの公演。上演された11のソロダンス・セット「Les Solos 1978-1998」は、ほぼ制作年代順に並べられたマリー・シュイナールの回顧展だ。シュイ…

竹内敏晴「からだ」と「ことば」のレッスン体験記1(Apr. 3 '00)

今年(2000年)1月の「最近の私」の欄で触れたように、竹内敏晴のワークショップには、勅使川原三郎のワークショップと相互補完し合うようなところがあると直感した。それよりもまず、自分にとってとても有効な体験になるだろうと予感したからだが、とにか…

映画『A.I.』−−「愛情という概念」に対する人間のジレンマ(Jul.14'01)

(i)無限ループの中で夢見るデイビッド 宇宙人の力によって一日だけ再生したモニカが永遠の眠りにつくと、これまで眠ることのなかったデイビッドは眠りにつき、夢を見る−−映画『A.I.』の幕切れである。これが、デイビッドがついに人間になれたということを意…

「SUGAR MOUNTAIN:竜安寺のピエタ」──甘い匂いに包まれた謎(Feb.15 '99)

FURA S.展「SUGAR MOUNTAIN:竜安寺のピエタ」 1999年1月11日(月)〜2月14日(日) 於:佐賀町エキジビット・スペース展示会場へ出かけたのは、終了1日前の13日。フウラSというアーティストの名前は初耳だったけれど、新聞評の「グラニュー糖を七百キロも使い…

KARAS Dance Workshop参加メモ part3(Jan.9 '99)

10日目荷物置き場でのバッグを置く位置が、暗黙の内に指定席制になっているなどとHPに書いたことが影響したのかどうかわからないが、遅刻してはいないのに、いつもの位置には置けなかった。篠原クラス。今日のレッスンはいつもより歩くことに重点が置かれて…

KARAS Dance Workshop参加メモ part2(Nov.23 '98)

5日目出張のためやむを得ず欠席。さる地方の空港でバスに乗りこんだところで、腕時計を見ると、いつもならちょうどスタジオ入りする時刻。今日のインストラクターは誰なのかなあ。なにか新しいことをやるんだろうか。などと思いを巡らせる。つくづく残念。 (…

KARAS Dance Workshop参加メモ part1(Oct 16 '98)

KARAS Dance Workshop参加メモ part1 きっかけダンスのレッスンを受けている人たちと、ダンスの舞台を観た後で話をすると、身体の重心だとか、足の形だとか、テクニック的なところを指摘されることが多く、さすがやっている人は観るところが違うなと思う。 …

開設にあたって(このブログの前史)

「What Dance Says to Me」というブログのタイトルは、1998年8月16日にNiftyのサービスを利用して、ホームページとして開設したサイト(http://homepage1.nifty.com/ine/)に付けたものを引き継いでいます。ホームページの開設当初は、自費出版した詩集の宣…